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モロッコで86歳日本人おばあちゃんバックパッカーとタジン鍋を食す

こんにちはJIZOです。

世界一周旅行、イギリスからモロッコのマラケシュに飛びました。

モロッコではサハラ砂漠に行ってみたいと思っていましたが、ムスリムの文化と西欧の文化の混ざり合う雰囲気が面白いといろんな人たちに勧められたのもあり、まずは中心地マラケシュへ。

 

 

広場ではいろんな屋台が出ていたり、蛇使いが笛で蛇を操っていたり、本当に毎日来ても飽きなかった!

マラケシュではサハラ砂漠への行き方とかが良く分からなかったので、House13という有名な日本人宿に泊まってみました。

 

スーパーおばあちゃん、登場!

ゲストハウスに着いて、ミントティーを貰って、マッタリしていると大きな荷物を持って夜に到着した高齢のご婦人が。。。

iPadを片手に現れ、サングラスをし、関西弁でよく喋る。

Mさんというその人は、何と御年86歳で1人で世界中を旅して回っているだとか!!

86歳、140ヵ国渡航しているおばあちゃんは何者か

Mさんは旅人界隈では結構有名で、ネットで調べたらいろいろ出てきました。

 

エベレストベースキャンプに向かっている記事も出てきて、今見返すととっても懐かしい気持ちになります。

 

Mさんは50代で夫を亡くされて、60歳くらいで興味のあった薬膳料理の勉強のため中国に行ったようです。その時にいろいろ旅行をして楽しくなり、1年間で2ヶ月くらいをそれからずっと旅行するようになったとか。

 

それまではあまり海外旅行なども行ったことがなかったようなので、まさに還暦からの第二の人生だったのでしょう。

そこからなんと140ヵ国も旅したというのだからすごい。

140ヵ国はすごい。

いろいろ旅行してわかったけど、普通に旅行してたら100ヵ国以上なんて行けません。

例えばイラクのように今は渡航禁止の国もあれば、サウジアラビアや西アフリカの国々のように、かつては行けなかったけど、今なら行ける国がある。

 

Mさんの武勇伝はとんでもないもので、中南米ガイアナで強盗に拉致されて助け出されたりとなかなか壮絶。

でもその時は、本当に後悔したと言っていました。

「自分自身はもう高齢だから死ぬのは構わないんだけど、それで多くの人に迷惑をかけてはダメ。強盗に狙われるような危機管理ではダメだった。」

と言っており、海外での危機管理に対する意見も一致して話が弾みました。

Mさんと一緒にタジン鍋を食す

そうは言っても86歳で、お腰も曲がっておられるので、荷物持ちとして2人でタジン鍋と食べに行くことに。

人生の大先輩なので奢ってもらいました!

僕はいい意味でも悪い意味でもフランクというか、歳が離れてても友達みたいに関わってしまうので、合う合わないがハッキリ分かれがちだったのですが、Mさんとは随分と親しく話せました。

 

旅歴も長く、フランス語やスペイン語も少し話すことが出来て、店員さんともフランス語でお喋りしてました。

ガチコミュ障の僕と違って元気な大阪のおばちゃんでした

 

えっ?これから西サハラ縦断するの???

なんとMさん、これからバスで国境を超えて西サハラまで行き、モーリタニアを走る世界最長の貨物列車、アイアントレインに飛び乗って旅をすると言います(笑)

アイアントレインはその名の通り鉄鉱石などを運ぶ、1つの列車が2km以上という超長い貨物列車だ。

客席はなく、ゆっくり走るため勝手に貨物車に飛び乗って移動する現地の住民は多いらしいけど・・・。

そもそも西アフリカは治安や衛生面からも旅の難易度は高い。。。

でもMさんはずっと行ってみたかったそうです。
確かに西アフリカは情勢が不安定で日本人が渡航できない時期も随分あったからなあ。

行くなら今しか無いという気持ちだったそうだ。

何歳からでも、何でも出来る!

MさんはiPadを片手に地図やメモをダウンロードして旅行してました。

60歳から旅を初めても、今ではバックパッカー歴26年の大ベテラン。

一方で僕ときたら、「若いうちにやりたいことやっておかないと」という思いが強く
「何歳になっても、やりたいことは出来る」という考えは薄かったように思います。

もちろん心さえ若ければ何歳でもどうにでもなるとは、理屈では分かっていたけれど、実際に自分の祖父母や両親を見ていて、現実的には難しいんだと思っていました。

そんな中、Mさんのように僕の理想を体現するような若々しい人に会ってしまったから、とても勇気づけられました。

僕も死ぬまで好奇心を持ち続けて、自由に生きていきたいなと思いました
ABOUT ME
JIZO
健康で文化的な人生を求めて、医者を辞めて世界一周へ。